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「なんだよ、ゆきと
お前、6段も跳べないの?」:友人A

「だっせーなー」:友人B

忘れもしない
小学校4年の体育の授業でのことだ。

 

その日は、
私の大嫌いな跳び箱の授業があった。

「お前、6段とか女子でも跳べるし」:友人C

友人たちが次々と
畳み掛けるように私を馬鹿にする。

クラスのみんなが私の方を
侮蔑のまなざしで見ている。

 

そんなとき

「はいはい、みんな
自分が言われて嫌なことは…」

先生がみんなに注意している

 

私は20人のクラスメイトの前から
今すぐに逃げ出したい思いだった。

もう悔しくて、恥ずかしくて
顔から火が出そうだった。

 

その日の授業で6段を飛べなかったのは
私と友人の けんと
そして女子数人
だけだった。

 

もともと
私もけんとも
体が小さく運動が苦手だった。

だから、
みんなが楽勝でクリアできる
跳び箱6段でさえ
私にとっては高い壁だった。

 

そして、
その日の昼休み
私とけんと君は先生に協力してもらって
体育館で跳び箱の練習をした。

「いいか、
助走は怖がらずに、80%くらいの力で走れ」

「そして、ロイター板を力強く踏み込むんだ」

「真上に飛び上がるイメージだ」

「で、奥の方に手をつくんだ」

先生が、丁寧にアドバイスしてくれた。

 

 

でも、なかなかうまくいかない。

「もう、むり」

「たぶん、自分は身長がたりないんだよ」

とか思いながら、半ばあきらめかけていた。

 

でも、けんとは違った。

何度も何度も挑戦した。

跳び箱の上に何回
乗り上げても、あきらめてはいなかった

 

なんで、けんとが
そんなに必死に頑張っていたのか
はっきりした理由はわからないが

たぶん
みんなの前で馬鹿にされたのが
私以上に相当悔しかったのだろう
結局、
昼休みの時間では
6段とべなかったので
放課後も練習することになった

「もう、どうせ無理だよ」

「あと、跳び箱の授業5回くらいはあるから…
5回も恥かくのか」
「いやだなー」
私は、心の中で、そんなことを考えていた
そんな私を尻目に
けんとは、もくもくと練習している

 

先生に何度もお手本として
跳んでもらいながら、
手取り足取り教えてもらっている

私は、半ばあきらめかけていたので
その様子を横から
眺めているだけだった

 

 

で、
練習開始から1時間くらい経ったとき

何の前触れもなく

突然

けんとが6段跳べたのだ

しかも
あっさりと跳んだ

というか、
私を差し置いて
6段跳びやがった

 

 

私もけんとも体格は同じ
どちらかというと
けんとの方が運動神経悪いので

「俺が6段跳べないなら
けんとも無理だろう」

と心の中で思っていた。

 

でも、けんとは6段跳べた

 

このとき私は相当焦った。

 

次の体育の授業では、
男子は私を除いて
全員6段跳べる
ということは…
跳べないのは私だけ
馬鹿にされるのも私だけ

 

「どうしよう」
けんとは私にとって大切な友人だが
そのときは
けんとが6段跳べたことを素直に喜ぶ
余裕は私にはなかった

 

私は、すぐにけんとに聞いた

「なんで、いきなり6段跳べたん?」

 

すると、けんとは
「んー、なんかよくわからんけど、いける気がしたら、いけた」
と答えた
「なんだよ、それ」

「コツとかあるだろ」
私は、若干けんとにキレた

 
それから、けんとにアドバイスをもらいながら
私は必至で練習した

「6段跳べないと、次の体育の授業で
俺は…」

そう考えると、ますます怖くなり
死ぬ気で跳びまくった。
でも、なかなかうまく跳べなかったのだ

 

先生に教えられたとおり
にしても、うまくいかない

 

そんなとき、けんとが

「ゆきと、お前 助走が遅いよ」
「もしかして、びびってんの?」

 

「びびってねーし」
私は、キレ気味で否定した。

 

なかなか、跳べなくて
イライラもMAXだった

 

「みてろよ、次こそ絶対に飛ぶ」

「けんとにまで馬鹿にされてたまるか」

「けんとにできたのに、俺にできないはずがない」

 

 

そして、
助走の位置につくと
私は全力で走った

イライラMAXだったので
ロイター板を上から踏み潰すくらいの気持ちで
も思い切り ふみつけてやった

そして、跳び箱を上から押しつぶすくらいの
力を込めて手をついた

 

 

そしたら…
「跳べた」

 

 


「いっ、よっしゃーーーーーー」

私は思わず叫んだ

思いのほか、あっけなく6段跳べてしまった

 

このときは、
うれしかったのは、一瞬で

「これで、次の体育の授業は安心だ」
と思い安堵した。
今思えば、
「俺はなんて 〇〇タマ の小さいやつなんだ」

 

さて、
ここで重要なのは、
「なぜ、けんと と ゆきと は跳び箱6段跳べたのか?」

ということですね。

 

 

まず、けんとが最初に6段跳べたとき
私に言ったセリフ

「んー、なんかよくわからんけど、いける気がしたら、いけた」

けんとのこの言葉は、
今でもはっきりと覚えています。

 

「いける気がしたら、いけた」

これは、言い換えると

「跳べるイメージが持てたから跳べた」

ということです。
つまり、
何度も何度も挑戦し、
先生が飛んでいる様子をみて
手取り足取り教えてもらっているうちに

 

ふっと
自分でも気づかない、無意識のうちに
自分が6段跳べた状態を
頭の中でイメージできたのです

だからこそ、6段跳べた
と考えられます。

 

 

もちろん、6段跳べたとき
けんとが頭の中で何を考えていたのか
ホントのところはわかりません。

 

でも、私は
絶対に無理だろうと思っていたけんとが
6段跳べたことで、
少なくとも
「けんとにできたんだから、おれにできないはずがないだろう」
と思えたし

けんとが実際に跳び箱を飛んでいるのを見て
自分が6段跳べたときの映像を
具体的に頭の中でイメージすることができました
だから、
このイメージする というのが
とても重要だということです。

もし、けんとが6段跳べていなかったら
俺も6段跳べる
というイメージを持つことは
できなかったわけですから…

今、
何かに挑戦していて、目標達成できていないなら
達成できた自分をイメージすることが重要だということですね。

イメージできないことは、具現化できないですから

では、どうやったら、
成功した自分、目標達成した自分をイメージできるようになるのか

これについては、次回以降の記事でお話ししたいと思います。

 

 

 

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